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登録販売者の資質向上に関する研修会への協力について

公開日 : 2024年4月9日(火)最終更新日 : 2024年4月9日(火)

カテゴリ・タグ : 北海道薬剤師会の活動

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「登録販売者」という資格をご存知でしょうか?従来、すべての医薬品は原則薬剤師でなければ販売することはできなかったのですが、規制緩和の一環として2009年の改正薬事法により誕生した「かぜ薬や鎮痛剤などの一般用医薬品の一部を販売することができる専門資格」です。一般用医薬品とは、消費者が処方箋なしで直接購入できる医薬品のことを指し、登録販売者が販売できるのは一般用医薬品の中でも比較的安全性の高い第2類・第3類に限られます。

薬剤師の資格取得には、薬系大学の6年間のカリキュラムを修め国家試験に合格する必要がありますが、登録販売者の試験には受験資格はなく、都道府県ごとに実施される登録販売者試験に合格し、2年の実務経験を積むことで取得が可能です。そのため、毎年薬剤師もより多くの登録販売者が輩出されようになり(令和4年度実績で薬剤師国家試験合格者数約9,600人に対し、登録販売者試験合格者数約28,000人)、これまで人手不足で配置できなかったコンビニエンスストアでの医薬品の販売やドラッグストアでの医薬品販売時間の延長などがみられるようになり、消費者にとっては医薬品へのアクセスの利便性が向上したのではないかと思われます。

一方で、医療情報は移り変わりが早く、一般用医薬品の入れ替わりもとても早いです。医療用医薬品(処方箋が必要な医薬品)から一般用医薬品への切り替えも頻繁に行われていることから医薬品の知識をアップデートしないままだと、副作用などの思わぬトラブルを招いてしまうこともあり得ます。登録販売者のみならず、医療系資格すべてにおいて同じことがいえますが、知識のアップデートは非常に重要です。そのため、厚生労働省からも薬局開設者並びに店舗販売業者及び配置販売業者は、登録販売者の質の向上を図るために、従事する登録販売者に対し「登録販売者の資質の向上のための外部研修に関するガイドライン」に基づく研修を実施することが求められており、令和4年からは義務化されています。この外部研修を委託されている団体の一つである(一社)北海道医薬品配置協会が主催する「登録販売者の資質向上に関する研修会」に当北海道薬剤師会は研修が義務化される前から講師の派遣をするなどの協力をしています。新型コロナウイルス感染症の拡大によりここ数年間は通信講座およびレポートの提出による研修となりましたが、それ以前は道内4か所で集合形式で実施され、道内の各支部から講師を派遣していました。2019年の研修では「夏の症状に使う漢方」、「健康食品の選び方」の講義を担当しています。今後も北海道薬剤師会は、北海道医薬品配置協会へ協力し、登録販売者の資質の向上のためのサポートを進めていきます。

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