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健康のパートナーであるために学び続ける薬剤師 〜北海道薬剤師会・生涯学習委員会の取り組み〜

公開日 : 2026年2月6日(金)最終更新日 : 2026年2月6日(金)

カテゴリ・タグ : 北海道薬剤師会の活動

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薬局でみなさんに薬をお渡しする薬剤師、「薬の専門家なのだから、薬の知識があるのは当たり前」と思われるかもしれません。しかし、医療の世界は日進月歩、新しい薬が次々と開発されて治療法も常にアップデートされていきます。昨日までの常識が今日には塗り替えられていることも珍しいことではありません。

私たち生涯学習委員会は、全道の薬剤師が常に最新の知識を備え、皆さんに安全で質の高い医療を提供できるように支援を行っています。今回は、意外と知られていない「薬剤師の学び」についてご紹介します。

薬剤師の「学び続ける」仕組みを支える

薬剤師には、免許を取った後も生涯にわたって学習を続ける必要があります。私たちは日本薬剤師会と連携し、「JPALS(ジェイパルス)」という生涯学習支援システムの活用推進やインターネットを活用した「研修プラットフォーム」の普及を推進しています。これらは、薬剤師が自分の知識が最新の状態かどうかを客観的に確認し、不足している分野を効率的に学ぶことができるようにサポートするシステムです。

さらに生涯学習委員会では学んだ知識の達成度を確認するために「薬剤師生涯学習達成度確認試験」の受験を促すなどしています。これにより常に最新の知識を有した薬剤師が北海道で活躍できるように、そして道民の医療に安心と安全を与えることができるように活動しています。

「北海道のどこでも」質の高い医療を

広大な面積を持つ北海道では、地域によって研修会への参加のしやすさに差が出ることが課題です。私たちは、大学や他の医療職種の方々と協力し、札幌などの都市部だけでなく、全道どこにいても質の高い研修が受けられる環境作りを進めています。

また、最近では「専門薬剤師」という、より高度で専門的な知識を持つ薬剤師の育成にも力を入れています。がんや小児治療など高度な薬剤管理や知識が必要な治療に対して、北海道のどこでも専門的な薬剤師のサポートが受けられる体制を目指すために活動しています。

北海道の健康をサポート

薬剤師の仕事は、薬をお渡しするだけではありません。日々の業務の中から「この場合にこの薬はどれくらい使ったらよいか?もっとこうした方が副作用を減らせるのではないか?」という疑問を見つけて研究し学会などで発表するということも大切な役割です。

私たちは、そうした研究が「倫理的」に正しく行われ、患者さんのプライバシーや権利が守られるよう審査する体制も整えています。また、薬局やドラッグストアなどで皆さんへお薬相談、販売を行う「登録販売者」の方々の資質向上にも協力しています。このように我々は北海道全体の「お薬の窓口」のレベルを底上げすることで道民の健康をサポートしていきたいと考えています。

おわりに

このように薬剤師は薬剤師になった後も常に学び続けています。私たちが学び続けるのは、皆さんの「ありがとう」「安心した」という言葉に、確かな根拠と自信を持って応えたいからです。もし薬局で薬剤師を見かけたら、「最近使われるようになった新しい薬について教えて」と気軽に声をかけてみてください。私たちはこれからも、北海道に住む皆さんの最も身近な健康のパートナーとして、研鑽を積んでまいります。

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