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認定薬剤師と専門薬剤師について

公開日 : 2026年1月28日(水)最終更新日 : 2026年1月28日(水)

カテゴリ・タグ : 薬剤師の活動の場

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皆様は、認定薬剤師や専門薬剤師という言葉を聞いたことがありますか?

医学・薬学の高度化・専門化に伴い、特定の医療分野等において高度な知識や技量、経験を持つ薬剤師を認定する様々な認定制度があります。薬学系の大学・団体・学会等が実施しており、認定を受けた薬剤師を認定薬剤師といいます。

認定薬剤師には、研修認定薬剤師、スポーツファーマシスト、プライマリ・ケア認定薬剤師、災害医療認定薬剤師など、さまざまな種類があります。

皆様の身近にある薬局では、薬による治療のこと、健康や介護に関することに豊富な知識と経験を持ち、患者さんや生活者のニーズに沿った相談に応じることができる「かかりつけ薬剤師」がいます。薬剤師であれば誰でもなれるという訳ではなく、「かかりつけ薬剤師」の要件の一つに、日本薬剤師研修センターが実施する研修認定薬剤師の認定を受ける必要があります。

地域の健康窓口としても機能する薬局は、患者さんにとって身近な存在であり、健康や病気に対して疑問がある場合の身近な相談相手となります。

スポーツファーマシストとは、スポーツ選手からドーピングに該当しない薬の使用などについて相談を受ける薬剤師です。これも、日本アンチドーピング機構の認定を受けることで、ドーピングに対する正しい情報をスポーツ選手に提供しています。

プライマリ・ケア認定薬剤師は、一般社団法人日本プライマリ・ケア連合学会によって認定され、医師や看護師など他の専門職とチームを組み、患者さんへ適切な投薬を行います。プライマリ・ケアとは、身近で何でも相談にのってくれる総合的な医療のことです。

災害医療認定薬剤師は、一般社団法人日本災害医学会によって認定されます。災害時における医薬品供給や管理、薬剤師派遣は災害医療の成功を左右するともいわれ、薬剤師の存在が重要視されるようになっています。

また、認定薬剤師の他に専門薬剤師があります。特定の分野で専門的な知識と技術を有する薬剤師であると認定される点では認定薬剤師と変わりありませんが、試験を受けて合格する必要があります。

専門薬剤師には、がん専門薬剤師、感染制御専門薬剤師、妊婦・授乳婦専門薬剤師、精神科専門薬剤師、HIV感染症専門薬剤師などがあり、日本病院薬剤師会や日本医療薬学会などが試験の実施団体となっています。

専門薬剤師が求められる背景には、最近の医療は高度化と多様化、疾病ごとに細分化され、使用される医薬品は、疾病ごとに特徴を持ち、きめ細かな投与設計を必要とするものが多く、専門的な知識、技能が必要とされる点が挙げられます。

がん専門薬剤師は、がん治療における薬学的管理や指導が主ですが、具体的には、抗がん薬を選択するにあたり、その支援を行うほか、治療における薬剤の種類や量、用法などを示した計画書の作成、副作用対策の想定など多岐にわたります。医師や医療関係者をはじめ、患者さんや家族に対して、薬物治療におけるアドバイスや提案を行うという大切な役割もあります。

感染制御専門薬剤師は、感染症や合併症のリスクが高い患者さんに対して、抗生物質などの適切な投与や副作用の管理などを行います。また、施設における感染予防にかかせない消毒薬や抗生物質に関する取扱書などを作成し、医療従事者へ情報提供、注意喚起をしています。

妊婦・授乳婦専門薬剤師は、妊娠中・授乳中の女性が抱える症状や合併症に対して、個々の状態や妊娠週数に合った薬物療法を提案することが主な業務です。薬物療法に対して不安を抱える妊娠・授乳婦も多く、カウンセリングを通して妊婦・授乳婦に寄り添い、求めるものを理解することで、薬物治療のみならず、社会的、精神的にも健やかに生活できるように支援を行います。

この様に、薬剤師は薬剤師になった後も日々自己研鑽し、各種認定を受けて認定薬剤師、専門分野の試験を受けて専門薬剤師となることで、皆様の健康で安全な生活を支え、社会に貢献しています。

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