皆さまは“学会”と聞いて、どのようなイメージを思い浮かべますか?
「専門家が集まって難しい話をする場」「科学者が研究の成果を発表する場」「外国で開催されている学会の様子がテレビで流れていたような・・」といったイメージでしょうか?
何だかとても特殊な場で、「どこか遠い世界」と感じる方もいるかもしれませんが、
実は日本中で、国際学会・全国学会・地方学会と規模もテーマも様々な学会が年間数千回開催されていると言われています。
意識していないだけで、今もすぐそこで学会が開催されているかもしれません。

また、学会には開催地に直接出向いて参加する「現地開催」、インターネットを利用して自宅からでも気軽に参加できる「オンライン開催」、現地開催とオンライン開催のどちらでも参加できる「ハイブリッド開催」と、開催形式も様々です。
ここ北海道でも薬に関する学会として、北海道内の病院・薬局に勤務している薬剤師や薬学部の大学生が一堂に会する「北海道薬学大会」が毎年春先に開催されています。
日々新しい薬や治療法が開発され、医療は進歩しています。薬剤師として免許を取得することがゴールでは無く、現状に満足せず、知識をバージョンアップし続ける事が求められているのです。学会に参加したり自ら研究発表したりする事は、最適な医療を提供する為に非常に重要な事なのです。

北海道薬学大会の会場内は活気にあふれています。「薬剤師・薬学生による研究発表」や「様々な講演会」では現場での工夫や最新の知見が共有され、「最新の医療関連機器・健康食品等の展示」や「専門書籍の販売」コーナーでは、実際に最新の機材に触れたり資料を手にしたりする事ができます。そこで得た最新の情報を日常の仕事や自己研鑽に役立てる他、参加者同士で情報交換・交流することで、互いに刺激を受け合っています。
講演会では、医師や薬剤師の他、料理研究家・プロスポーツ選手・弁護士など様々な立場や職種の方が講師として講演され、医療や健康に関わる新たな知識を得る事ができます。
昼食を取りながら講演を聞くランチョンセミナーや、お菓子を食べながらリラックスして講演を聞くスイーツセミナーといった少し変わった講演会もあります。
また、学会の参加者は、北海道薬学大会では薬剤師といったように、学会のテーマに関連する方々が殆どですが、講演会の中には「市民公開講座」という、薬剤師以外でも地域の方々が気軽に参加できるプログラムが用意されている事もあります。市民公開講座の講師はテレビなどでおなじみの有名人といった、一般的に広く知られている方が多いので、分かりやすく健康について学べる絶好の機会です。そのようなチラシやポスターを見かけた際には、是非一度ご参加してみてはいかがでしょうか?

これまで「どこか遠い世界」のことであった学会を、少し身近に感じていただけたでしょうか?
今回ご紹介した薬に関する学会以外にも、北海道内各地で様々なテーマの学会が開催されています。
お時間のある際など、お近くで開催されている学会・市民公開講座を調べて参加されてみると面白いかもしれません。

