平成30年5月1日内容更新

　第６５回北海道薬学大会を５月１２日（土）・１３日（日）の両日、札幌コンベンションセンターにおいて開催いたします。
　この大会は、北海道内の薬事・薬業関係者が一同に会し、日頃の調査・研究活動を発表し、また、情報交換を通して、薬剤師の資質向上を図ることを目的としており、昨年は３，６００名を超える参加をいただきました。
　昨今、医療を取り巻く環境は大きく変化し、本年度は、診療報酬・介護報酬の同時改定や医療及び介護等に係る新たな北海道医療計画等各種計画の節目になる年であり、中長期的な医療・介護に関わる様々な方向性が示される重要な年でもあります。
　このような中、患者本位の医薬分業の実現に向け、多職種との連携を通じ、服薬情報の一元的・継続的な把握等の機能を果たすことで、地域住民の健康の支援・健康増進への貢献が求められております。
　日本薬剤師会では、薬剤師生涯教育推進事業として、病院や地域におけるチーム医療に貢献する薬剤師の養成に向け、地域の実情に応じた研修の企画・指導やチーム医療の実践につなげることのできる地域の指導的立場を担う病院・薬局薬剤師の育成を図ることとしており、北海道薬剤師会では研修の展開・チーム医療の実践につなげるものとなるよう事業計画に盛り込むこととしております。
　また、２０２０年の第５３回日本薬剤師会学術大会は、北海道において開催されることを予定し、第３１回大会以来の北海道開催であります。充実した大会となるよう本年度より準備作業に取り組みます。
　第６５回北海道薬学大会は、特別講演、各種セミナー、各部会の研究発表等の開催により、薬剤師としての原点を見直し、医療人として、安心・安全な社会への貢献ができる薬剤師を目指すとともに、社会に見える薬剤師へ近づき、薬剤師への評価が高まるように願っております。
　本大会が、皆様にとってより一層の研鑽の場、実り多い交流の場となるよう万全の準備を進めておりますので、多数のご参加を心よりお待ち申し上げます。